赤のピンヒールで踊る

小説 映画 アニメ ミュージカル が好きなおたくです

そろそろ公開から3ヶ月経つのでシン・ゴジラについて長々と書いた

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シン・ゴジラ やっぱり最高じゃないですか???

 

余りにもシン・ゴジラにアツくなりすぎて感想を言葉にして残しておきたかったというだけの理由でブログを開設したくせに、書きたいことが多すぎてまとまらず放置してました

が、そろそろ公開から3ヶ月経つということでやっと重い腰をあげて書きますね

 

 

8月上旬、1回目観てめちゃくちゃ感動して語る相手が欲しくて見た後のテンションそのままにエヴァ好きの友達に熱烈プレゼン、その後続けて価値観の合う友達にも熱烈プレゼンをしまして

エヴァ好きの子はすぐに観に行ってくれて見た帰りにそのまま翌朝のチケットを購入してました(笑)

そして各自分からなかったり理解を深めようとして2回目を見て、3回目を見るタイミングで一緒に行くか?ってなってプレゼンした友人達と3人で見て映画後に店の閉店までぶっ続けで感想を言い合いました  超楽しかった 

 

 

私実は最初にシン・ゴジラの予告を映画館で見たとき、「なにこれ?」って思ったんですよ


特撮ヲタでもなくゴジラを始めとして怪獣映画すら見たこともない私ですが、庵野監督のエヴァンゲリオンシリーズは好きだったので、シン・ゴジラを作ってるって知ったときはちょっと興味を持ちました

でも予告見てお金払って観に行くほどでもないかな〜とか思いました、最初は。

だって、なんか壮大な音楽とゴジラがあるだけで 何が起こるのかさっぱりわからないし説明も全くない しかも無駄に長く感じるし、これはどういう映画なのかがさっぱり見えてこないじゃん!!!(今見返したら全然そんなことはないんですけど、当時の私にはそう思えていた)

4月から7月までコンスタントに名探偵コナン 純黒の悪夢を見に行っていて 毎回シン・ゴジラの予告が流れてたので 飽き飽きしてたし、(庵野ならもっと良い予告作れんじゃないの?!)とか思ってました


でも予告第2弾が出たあたりにやっぱり気になってきちゃって、結局見に行ったわけですが見事にどハマり……………… (笑)

 

予告の情報の無さは、むしろ監督達の意図・作戦通りだったということですね…悔しい!!!!!

第二形態(通称蒲田くん)が出てきた時まじで何かの間違いなんじゃないかと思うくらいびっくりしたし怖かった…予告にいなかったじゃんお前………

放射線ビーム(内閣総辞職ビーム)もびっくりした 予告になかったやん!!!!!!
ビーム出るんかい!!!!怖いな!!????!

 

という感じで、情報統率力も含めてシン・ゴジラはすごい
まんまと術中にハマるの、悔しいけど有難い

 

 


日本vsゴジラ


もちろん今回の話の主軸として"主人公"は矢口蘭堂なんだけど
矢口蘭堂はゴジラに立ち向かう日本人の中の1人でしかなくて 閣僚官僚自衛隊その他諸々の全員にしっかりとした立場だったり役割があるし、全員が自分の役割を全うしてるっていう 日本人が主役の映画だと思いました
いやーー日本人めちゃくちゃカッコいいじゃないですか!!!

私、矢口蘭堂のことすごい好きなんですよ 矢口蘭堂ってまず字面がカッコ良い。ずるい。


序盤では総理大臣をはじめとしてあのグダグダな会議シーンが描かれる訳ですが、それでも内閣総辞職ビームを経て考えてみるとあの人達も間違いなく国や国民のことを考えて行動してたんですよね そう思うと、マジ感動ですよ…(志村)

4回目の時に初めて「自衛隊の弾を国民に向けることはできん!」で泣きました(笑)
これから起こることが分かってるので見るたびに泣くタイミング早まってました


巨災対と自衛隊は一律してずっとかっこいいです デキる人達
はぐれ者、異端児、鼻つまみ者とは言われながらも勿論省庁には属していて、サンプル持ち帰る時は 「うちの省で〜」とか言うのがイイですよね!
というか 普通に彼ら優秀なんですよね

 

こうやって客観的に官僚/政治家の動きを見てるから感動できてるけど、あの世界の一般市民に関して言えば
3.11の時の原発その他で 現実世界で言われてきたように 「後手に回ってる」「政府の対応のせいで被害が拡大した」とかそういう政府批判があるんじゃないかなーーーていうか確実にありますよね


一般市民ではないけど医療従事者だったり警察、消防士たちには、霞ヶ関が火の海になった後のシーンで無線とかラジオとかの各所の声が流れるシーンでも 政府は当てにできない などと言われてますしね
まさにありそうって感じですよね………
あと「警察に任せておけばいい!1日くらい放っておいても死にやしないだろう」とかも中々闇を感じます 頑張れ!!!!

 

一般市民の意思表示としてシン・ゴジラ中に出てくるのはデモのシーンくらいだけかな?と思っているのですが そのデモであっても『ゴジラを倒せ!』と『ゴジラは神だ!』に分かれてますし あーー実際これ起こりそう みたいな、現実に基づいて作られてるなあってヒシヒシと感じます………

一番冒頭のアクアラインのシーンもニコ生で中継してたり、避難してくださいっていうアナウンス無視でスマホ構えたりね……… 現実的……………

 

そして自衛隊は最初から最後までずっとかっこいい
志願者を募るか?→いえ、ローテで行きます 皆入隊した時から覚悟はできてます
っていう会話が当たり前っちゃ当たり前ではあるんだけどゴジラに面しても尚堂々と言えるのがほんっっとにかっこいいなって思った
タバ作戦の由来がよくわからないんだけどなんだろう?
とにかく自衛隊の働き無しにはヤシオリ作戦も何も成り立たなかったし、
菅総理も震災の時に自衛隊ありきですって言ってたからほんと自衛隊って凄いんだな

 

 

ところで
あの世界での一般市民には 東京に核が落とされるかもしれない事は知らされてるんですかね?
疎開の時点で知らせてるかもとは思いましたが、いたずらに混乱を招くだけの気もしますし ああいった状況で政府は国民に100%事実を伝えるとも限らないからもしかしたら知らされてないかも!とは思いました

 

東日本大震災の時私はヤングだったので政府の動きとか全く意識してなかったしなんかヤバいことになってる としか認識していなかったんですけど、
実際あの時の政府もこんなだったのかもしれないし当時どうなってたのか知りたい!って思ってたら、なんとなんと 日経ビジネスで枝野元内閣官房長官シン・ゴジラと合わせて語ってくれてたんですよ! すごい!

 

http:// http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/083000015/090100004/?P=1&ST=smart

 

 

 


現実と虚構

 

現実(日本) vs 虚構(ゴジラ)っていうのが基本構造なんですけど、他にも現実と虚構絡みで言えるなって思ったところがあったので以下そこについて

 

石原さとみ演じるカヨコ・アン・パターソンは各所で言われている通り虚構寄りで、カヨコの存在が現実世界との丁度良い橋渡し役というか、現実的なのに現実ではないっていう心地良さを出してくれたと思いますね


でも巨災対はあの世界でももしかしたら虚構寄りなのかも?って最近思ってて
それはなんでかというと
実際にああいう人達いるし特に専門職で多いんだろうなって思っているんですが、実際専門的になればなるほど専門外との歩調が合わなかったりして中々協力体制を作ることが難しいじゃないですか、
ゴジラっていう脅威を前にして巨災対は上手く働いたけど原発の時もきっちり上手く合わせられなかったようにあれは稀なんだろうなと
だから巨災対は現実の中の虚構だと、思ってます

 

 

 

矢口蘭堂と赤坂秀樹


彼等の作中での考え方の相違もなかなか胸にクるものがありました 2人とも国の為を本気で思って動いてるのがよくわかる

矢口蘭堂は理想を追い求めて突き進むって感じの一方、赤坂秀樹は現実を見て今ある手札で勝負するって感じ。


株式会社カラーさんのTwitterに載った 『ジ・アート・オブ シン・ゴジラ』からの人物イメージのメモ、あれやばくないですか?

矢口蘭堂
情熱家で夢想を現実とできる仕事が政治と考えている実務主義者のリアリスト。

赤坂秀樹
計算高い能率重視のリアリスト。

2人とも行動派で統率力があってリアリストなのにこの違い!


私は回を重ねるごとに赤坂秀樹を好きになっていきました…竹野内豊の前ではメスになってしまう…


彼は結構言葉の端々から 熱いものを秘めているのが凄くわかる、蘭堂は言葉と態度からよく分かるんですけどね

彼自身 若い頃は理想を追い求めてた可能性だってあるわけで 矢口と考え方が対立してはいるけど、なんか見てるとこう…… 自分は理想の限界を見てしまったけど矢口ならっていうある種の信頼っていうか (信頼っていうと薄っぺらい言葉な気もするけど)
赤坂先生は、線引きをして 客観的に物事を見て 全体として上手く機能するように 矢口に理想を託して自分が現実主義を徹底することでより多方面から物事の道筋を示してる、ような気がする
計算高い赤坂は常に全体として如何に上手く機能させるかを考えてると思ってる だってデキる人だから

でも現実を重んじるばかりに今考え得る最善の解答(核を落とす)を目の前にして否定出来ないっていう そこが彼の理想との相反するところであのシーンで唯一それが漏れてしまった、とかね

あの、何とも言いようのない(この怒りをどこにぶつければ良いのかわからない)目が泳ぐ、とか吐息しか出てこないとか、核での攻撃が決まった時のシーンが大好きでした

でもその後で部下(かな?)に東京に核を落とすって決まったっていうシーンでは完全に割り切っていて、コイツはやべえ!!!と思いましたが 割り切り方がすごい

頭良くなりたい、、、赤坂のこともっと分かりたい、、、、

 

 


特筆したい各キャラクター

 

 

矢口蘭堂

矢口蘭堂は親も政治家って言ってたから世襲議員なんだけど、蘭堂って慣れ親しみにくい名前だから もしかしたら親御さんは蘭堂に政治家を選んで欲しくなかったのかもしれないな〜まあ選んだんだけど
一回大手企業に就職してから政治家になってる(※株式会社カラーさんのTwitterより)のも、自分の性に合ってる場所が政界だったのもエモいです

矢口蘭堂が政治家になってくれて良かったよ

 


赤坂秀樹はさっき書いたので省略、竹野内豊が最高

 


志村祐介

私は高良健吾の顔と声と体がめちゃくちゃ好きなので、4回目は志村定点で映画を見てしまったんですが 彼は最高ですよ

まず、どアップで抜かれる顔も矢口蘭堂の向こうでボヤけて見てる顔も最高に良い
有識者会議のときの「こんなことやってる場合かよ…」に若さが溢れててかわいい
閣僚達が被災した蒲田に視察しに行くシーンでは、他の閣僚が案内されて去っていく中残る矢口を横目で確認してから去っていきます かわいい
巨災対初招集の時に前で手を組んでてかわいい
「そのシャツ、いつから着てるんですか?」ってちょっとニヤニヤしてるのがかわいい
「マジ感動ですよ」はめちゃくちゃにかわいい!ウルトラスーパーキュートか!!!!
立川に着いた時に前髪のセットが崩れててかわいい
矢口に怒られてシュンとする志村、かわいい

うわーーーかわいいばっかりだ
あとこれは高良健吾の影響が強いんですが、ピアスホールの跡が見えるのが最高です 志村がピアスをしてたかもしれないことにトキメキが止まりません

 


里見総理大臣代理

途中から出てきて本当使えなそうだし途中めちゃくちゃイライラしたよ

でもね、最後に赤坂先生から明かされた すべて里見総理代理の策略 っていうのが最高すぎてむり、、、ほんと大号泣必至よね、、、

里見さん、一番最初の総理レク(チャー)の時にテロップで欧州外遊中みたいな感じでちゃんと名前出てる

あと現役の総理は米大統領に対して自分で英語で話すのに対して 総理代理は総理代理補佐?に英語で話させてるのも なかなか違いが出てて良いなあと思いました

 

ゴジラさん

第一形態から進化していく過程で、目玉の大きさを変えないことで 体が大きくなっていくのが強調されてました

ゴジラは本当に神の化身なんじゃないか?って思うくらい圧倒的にかっこいいし 遺伝子的に感じ取れる類の強さ
夜の街にゴジラが佇むだけのシーンでもBGMと相まってめちゃくちゃ神秘だよね

沈黙した街と破壊の限りを尽くすゴジラ

それまで第一、第二形態では不完全な巨大生物 気持ち悪い姿形 ただ破壊される って感じだったけど
あのアングル あの暗闇 あの光 でゴジラは神の化身かも?っていうのを提示されてる感じ……


ゴジラは人類に対して絶望と福音をもたらすっていう観点で見ても明らかに原発のメタですよね、、、

ゴジラが "駆逐すべき対象、被害をもたらさた災害" だけじゃなくて 敬意を払うレベルの神々しさを持ってたし実際遺伝子情報の発達とか核エネルギーの無効化だったり、福音をもたらすもの ってちゃんと認識されてるのが凄い所だよね
それにちゃんと気付いてる人がいることも。

矢口蘭堂とカヨコと巨災対だけが ゴジラのことを「神の化身」「福音」とまで言ってるのエモいとしか言いようがない


最後のシーンの、ゴジラの尻尾から人のようなものが出てる(剥がれ落ちる?)(生まれる?)のは色々考えたけどよくわかんなかったし、わざわざ春と修羅も読みましたがさっぱりだったので諦めました

 

 

 

それはそうと蒲田くんはうちの犬(チワワ)に似てるんですよ!