赤のピンヒールで踊る

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応援上映でめちゃくちゃ落ち込んだ話

これはもう身の上話というか、完全に個人の感想なんですが…

応援上映が肌に合わなかったって話です。あんまり気持ちの良い話じゃないので見たくない方は見ないでくださいね、私の気落ちの整理と忘備録なので。

ネタバレはありません。

 

 

新宿バルト9でやっていたプロメアの応援上映、いわゆる応炎上映に行ってきたんですよ。

プロメアは話題になってすぐくらいに見に行って、最高にアツくて面白くて、世界観やキャラや物語の進行など百点満点、大好きな映画です。それはきっと、ずっと変わりません。大好きなので4回見に行きました。(円盤化待ってます!)

異例の大ヒットにより当初の予定よりロングランになったとはいえそろそろ終わってしまう時期。都内でもそろそろ上映館が少なくなってきて、行ける時間も限られる。そんな中で「月曜日応炎上映の席取れそうだよ!」と言われ、ちょうど予定も平気だったので行くか!となった次第であります。 

私、初めての応援上映。オタクなので応援上映がどういうもんかは分かっていたし、コスプレもうちわ・サイリウムの持ち込みもオッケー!ということだったので自作のうちわとサイリウムを用意しました。

そんなこんなで気合十分に準備して行った応炎上映。

 

…だったんですが、まあ結論から言うと全然楽しめなかった。途中から気持ち悪くて泣きそうだった。

なんでそう思っちゃったんだろう、なんで純粋に楽しめなかったんだろう。こんなに好きな作品なのに、あんなに楽しみに準備もしたのに。

応援上映は自由に叫んだり声掛けして良いものっていうのは知ってた、それでも初めて応援上映っていうものに行ってみて、どうしようもなく無理だった。もし一人で行ってたら途中退室してたと思う。なんでこんなにダメだって思ったんだろう。

 

まず私が普通にアニメのオタクだけじゃなくて映画オタクでもあり、映画館に行って映画だけを見るっていう2時間程度の没入体験を何より重視しているかもしれないな、と思った。映画を見るとき、登場人物に感情移入こそすれ、そこに自分は存在しないし、映画の中の人たちだけで完結している所に割って入っていくのは嫌だった。(もしかしたら、私が応援上映の中で感じていたのはよくある「百合に挟まれたい男子」の類似性なのかも。)

だから、台詞を一緒に言ったり、何かアクションを起こしたキャラに沸く(悲鳴をあげるなど)のは平気だったけど、キャラの台詞に対して「そうだよー!」とか「ひどいー!」とか言ってるのがダメだった。

あと客の声で台詞や音楽が聞こえないのも嫌だった。

まあ、応援上映ってそういうものなんですけど。

 

あとはもう、敢えて言葉を選ばずに言うと、純粋にオタクって基本気持ち悪いじゃないですか。自分もオタクだけど全然そう思う。いつも公にしていないものが急に我が物顔で湧いて出たら(ウッ…)ってなる、そんな感じ。

20年生きてきて、オタクの気持ち悪さを表に出さないようにしてきたからこそ、こういう閉じた空間でオタク性が全開になっていることにぞわぞわしてしまう。なんでだろうね、オタクの巣窟のコミケとかでは別に感じないのに。オタクが連帯しているのが無理なのかな。うーんでもライブ等の一体感は好きです…。

 

そもそもこんなに無理だと思わなかったから応援上映行こうってなったわけで、その根拠にしてたのはライブやコンサート、そして一番はテニミュのライブビューイング。

テニミュのライビュって今回の応援上映みたいに映画館で声出しオッケーだし同じようなものだと思っていたので、2ndのとき数回行ったしそのとき平気だったし応援上映も楽しめるでしょ!って考えていました。

でも、今考えると、テニミュのライビュ中は演者に言葉を投げかけたりしない(だってお芝居中だもんね)し、声を出すのはコール&レスポンスの時だけだ。※「勝つのは?」「「氷帝!」」みたいな

だから、一作品として出来上がっている《映画》に声をかけるのとはわけが違う。

 

と、色々考えた結果このあたりが楽しめなかった原因なんだろうな。

うたプリみたいにライブ系の映画だったら大丈夫なのかな、その辺りは行ってみないとわからないけど、行こうとは思わない。

応援上映が肌に合わなかったことだけを心に抱いて生きていくしかない。

 

応援上映やオタクに対して批判的なことを書いてしまったけど、みんなで騒いだり愛を伝えたりが好きな人には楽しいものなんだろうし、こういう場でしか大声で叫べないからオタク性を全開にするのもわかる。だから、これまでの話は、私が応援上映合わなかったというだけで、応援上映自体を否定しようとか言う気はまっっっっっっっっっったくありません。

10人いれば10通りの楽しみ方があるもんね。みんな、それぞれのオタク生活をこれからも楽しんでいきましょう。